25.10.10

Pixie Lott - Turn It Up Louder


01. Mama Do (Uh Oh, Uh Oh)
02. Cry Me Out
03. Band Aid
04. Turn It Up
05. Boys And Girls

06. Gravity
07. My Love
08. Jack
09. Nothing Compares
10. Here We Go Again
11. The Way The World Works
12. Hold Me In Your Arms
13. Use Somebody *
14. When Love Takes Over *
15. Without You *
16. Rolling Stone *
17. Want You *
18. Broken Arrow **
19. Coming Home (Feat. 
Jason Derülo) **
20. Doing Fine (Without You) **
21. Can't Make This Over **
22. Catching Snowflakes **

デビュ—からいきなり2曲連続で全英シングルチャート1位をかっさらう大ブレイク、その後のシングルヒットも順調で、それに伴うデビュ—アルバムのロングセラー化、さらに来年に向けてのUSデビュ—が決定と、近年の新人アーティストとしては異例の勢いでブレイクしているPixie Lott。ジャンルレスな音楽性とハスキーでソウルフルな声質からして、以前から私は彼女のことを同じUKアーティスト繋がりで「ポストNatasha Bedingfield」だと思っているのですが、まさに今の彼女はデビュ—期のNatashaを思わせる活躍ぶりですね。そんな彼女の今の勢いを象徴するかのごとくリリースされたのがこのアルバム。本作は、丁度去年リリースされたデビュ—アルバム「Turn It Up」のRe-Release盤となり、オリジナルの曲目に加えて、iTunesのみのリリースだったiTunes Deluxe Editionから5曲、さらに本作用に書き下ろした新曲5曲と、計10曲のボーナストラックを追加収録。占めて全22曲(!!)収録とフルボリュームな内容になっています。

まずは本作からの先行シングルとして、エモーショナルなポップバラード「Broken Arrow」が先駆けて公開。プロデュースを手がけたのは、Fergie「Big Girls Don't Cry」やBeyoncé「If I Were A Boy」等のヒット曲を手がけたToby Gadで、前述の2曲同様、生音を取り入れたサウンドに演歌的な泣きのメロディーを乗せたバラードに仕上がっていて、彼女の声質にもピッタリな楽曲。聴けば聴く程好きになっていった曲ですね。さらに2ndシングルとして、USの人気男性シンガーJason Derüloを客演に迎えた「Coming Home」のリリースが12月に予定されており、ガットギターの音が印象的なピースフルなミッドナンバーとなっています。そのほかに、Cathy Dennisとの共作による爽やかなダンスチューン「Doing Fine (Without You)」、John Shanksプロデュースに、冒頭で取り上げたNatasha Bedingfieldの実兄であるDaniel Bedingfieldがソングライティングに参加した壮大なスケールのミッド「Can't Make This Over」、恋の終わりを儚く歌い上げたビッグバラード「Catching Snowflakes」と、今回新たに収録された5曲の新曲郡はどれも及第点を越える出来。

また、iTunes Deluxe Editionのみ収録されていたボーナストラック群が今回初のCD化となっていて、シングル化されていないのにも関わらず、全英シングルチャートにランクインしたKings Of Leonのカヴァー「Use Somebody」を筆頭に、David Guetta (Feat. Kelly Rowland)のカヴァー「When Love Takes Over」、浮遊感のあるR&Bミッド「Without You」、RedOneプロデュースのレトロな縦ノリロックナンバー「Rolling Stone」、ブレイクのきっかけとなった全英1位のデビュ—シングル「Mama Do (Uh Oh, Uh Oh)」のB-Sideに収録されていたゆったりとした安心感のあるミッド「Want You」の5曲が収録。iTunesを利用しない方にとっては、これまたお得な感じですね。1stアルバム同様に、今作でもR&Bやロック、ダンスポップからアコースティックなバラードまで、多彩なジャンルの楽曲を、持ち前の表現力と柔軟性で上手く歌いこなしています。

追加収録曲はどれも中々の出来な上、1stの路線とはさほど変わらず安心して聴ける楽曲が多くを占めているので、1stアルバムがツボだった方は本作も聴いて損はないかと思います。もちろん1st未購入の方で気になっているなら迷わず買うべきアルバムでしょう。が...しかし、いくら曲数が多くてボリューム満点な内容だからと言って、よくよく考えてみると来年リリースされるであろうUS盤「Turn It Up」(収録内容が一新されるみたいですね)も含めれば、3枚の「Turn It Up」が存在することになるわけで......。嗚呼、お金が飛んで行く(笑)。