31.12.11

2011's Albums & Singles Best 10

2011's Albums Best 10


No.01 Clare Maguire - Light After Dark
No.02 The Saturdays - On Your Radar
No.03 Cher Lloyd - Sticks + Stones
No.04 Lady Gaga - Born This Way
No.05 Britney Spears - Femme Fatale
No.06 Florence + The Machine - Ceremonials
No.07 Sophie Ellis-Bextor - Make A Scene
No.08 Jennifer Lopez - Love?
No.09 Nicola Roberts - Cinderella's Eyes
No.10 Natalia Kills - Perfectionist

次点
Foster The People - Torches
Frankmusik - Do It In The AM
Rihanna - Talk That Talk

特別賞
Marina and the Diamonds - The Family Jewels


2011's Singles Best 10


No.01 The Saturdays - All Fired Up
No.02 Clare Maguire - The Last Dance
No 03 Nicola Roberts - Beat of My Drum
No.04 The Saturdays - My Heart Takes Over
No.05 Nicola Roberts - Lucky Day
No.06 Alexis Jordan - Good Girl
No.07 Sophie Ellis-Bextor - Starlight
No.08 The Saturdays - Notorious
No.09 Lady Gaga - Judas
No.10 Avril Lavigne - What The Hell

次点
Beyoncé - Run The World (Girls)
Cobra Starship (feat. Sabi) - You Make Me Feel...
Nicki Minaj - Super Bass

特別賞
Pixie Lott - Kiss The Stars

23.12.11

The Saturdays - On Your Radar


01. All Fired Up
02. Notorious
03. Faster
04. My Heart Takes Over
05. Get Ready, Get Set
06. The Way You Watch Me (Feat. Travie McCoy)
07. For Myself
08. Do What You Want With Me
09. Promise Me
10. Wish I Didn't Know
11. White Lies
12. Last Call
13. I Say OK *
14. Move On U *

昨年、まさかのミニアルバム発表&チープなアートワークで全英を震撼させたUKの人気ガールズグループ、The Saturdaysのニューアルバムが登場。フルアルバムとしては前作「Wordshaker」から2年1か月ぶりの新作となります。The Saturdaysと言えば、今現在英国でデビューしているガールズグループの中では完全に独り勝ち状態だなんて言われてますが、SugababesやGirls Aloudらが実質活動休止状態になってる今、彼女らも根強く生き残ってますよね。しかしこのアルバム、全然売れてないみたいで(初登場23位)、シングルがそこそこ好成績だった割には、ちょっとセールス不振気味なのが気になるかな......。これで解散だったり活動休止だなんてしなきゃいいんだけど。何とか人気を取り戻してほしい所ですね。ちなみに私の一押しメンバーはUna様ことUna Healy(ジャケ写左から2番目)。元々、地元アイルランドでシンガーソングライターとして地道に活動していた所、もっとキャリアを積むために単身ロンドンへと向かい、そこでThe Saturdaysのオーディションを受けたそうな。メンバー最年長の彼女は特徴的なハスキーヴォイスの持ち主で、メインで歌ってるVanessaみたいな高い声量があるわけではないけど、良い意味で味があってソロパートも多いです。クールでどこかアンニュイなルックスと姉御肌なキャラのギャップも好きw。そう言えば最近、妊娠&結婚を発表しましたねー。今のところ、脱退せずにその後もグループとして活動するみたいなので、頑張って欲しいです。

1stシングルは5月にリリースされた「Notorious」。オートチューン仕様のヴォーカルにファミコンばりのピコピコ電子音のウワモノ、そしてドカドカした変則的なビートをベースにしたかなり実験的なエレクトロチューンで、今までの彼女らにはなかったエレクトロ/ハウス色の強い楽曲。あまりにも今までと路線が違っていたんで、初めて聴いた時かなりビックリしました。しかし、意外とメロがドラマティックだったり、緩急の効いた展開があったりと、一見地味ながら中々凝った曲だと思います。個人的にスルメですね。最初はピンと来なかったけど、何度も聴けば良さが分かってくるという。2ndシングルは、「Notorious」の延長線上でありながら、さらにアップデートさせたかのような完全クラブ仕様のハイエナジーダンスチューン「All Fired Up」。これは「Notorious」以上にファンの度肝を抜かしたんじゃないでしょうか?とにかくカッコいい曲!!この曲は初聴きの時点で一発で気にいりました。というかSatsの曲の中で一番好きかも。ヴォーカルの方も、もう誰がどのパートを歌ってるか分からないくらい声が加工されてるんですが、その無機質さが逆に良いです。ちなみにこの曲、SugababesやGirls Aloudら先輩アイドルにも楽曲提供していたBrian Higgins率いるプロデュースチームXenomaniaがプロデュースを手掛けていて、しばらく名前を見なかったんですが、最近ちらほらとUKアーティストの楽曲クレジットに名を連ねている模様。3rdシングルは、全2曲と打って変わって彼女らの「歌」を全面に押し出した爽やかなミディアムバラード「My Heart Takes Over」。この曲はエレクトロ/ハウス色の強かった前2曲と比べると、従来のSatsらしさが合って、安心して聴ける好曲ですね。個人的に彼女らのバラード曲の中でかなり気に入ってます。

そしてアルバムの中身はと言うと、シングル曲のイメージに違わず、エレクトロ/ハウス色を前面に押し出した楽曲が多く、突き抜けるようなメロディーとサウンドが爽快なダンスチューン「Faster」、サビメロでUna様の甘くセクシーなヴォーカルが聴けるXenomaniaプロデュースのアゲアゲダンスチューン「Get Ready, Get Set」、ちょいロッキッシュな哀愁ダンスチューン「For Myself」、ダブステップから途中でドラムンベースに転調するまさにUKならではの「Do What You Want With Me」、Ke$haを髣髴とさせるバキバキのエレクトロトラックに切なさを加えたダンスチューン「Promise Me」、溌剌としたサビがドキャッチーなエレクトロダンスチューン「White Lies」、UK盤のみ収録のボーナストラックでどちらもエレクトロ&ダンサブルな「I Say OK」「Move On U」など、トレンドを意識したアゲアゲなダンスチューンが満載。ただ、エレクトロ一辺倒かというとそうでもなく、Travie McCoyとのコラボレーションが実現したファンキーで疾走感溢れる「The Way You Watch Me (Feat. Travie McCoy)、アルバム中比較的従来の路線を継承したパワーバラード「Wish I Didn't Know」、Adeleの某曲を意識したかのような本編ラストを飾る切ないピアノバラード「Last Call」など、アルバムのバランスが取れるように非エレクトロ曲も収録されています。

まさにダンスアルバム。非エレクトロ曲である4、6、10、12曲目以外はほぼ全編エレクトロ/ハウス色の強いアルバムとなっていて、それも全曲シングルカットできそうなくらい1曲1曲がキャッチーで粒ぞろい。おそらく過去最高傑作なんじゃないだろうか?と言えるほどに個々の曲は非常に強力でパンチが効いてます。それからヴォーカルに関しても、今までの2作(3作?)ではVanessa一人が目立っていた感があったのですが、今回他のメンバーにもソロパートが増え、サビもVanessa以外のメンバーがメインで歌ってる曲(特にUna様!!)も多いです。以前のようなVanessaメインの声を張り上げる歌唱スタイルは本作では影を潜め、ウィスパリング・ヴォイスだったり、ハスキーだったりと、メンバーそれぞれの持ち味がよく出てるような気がします。その辺りは、よりヴォーカルのバリエーションが広がったのかな?と。しかし本編ラストの「Last Call」はすごく良い曲だと思うんですが、これだけアルバムのカラーにイマイチ合ってないような気がしたのが惜しいなーと(だから太字にしなかったw)。セールス面では惨敗でしたが、順位に反比例した?非常にクオリティの高い1枚なんじゃないかな、と思います。傑作なのに、あまり評価されてないのが本当に残念。

16.12.11

Florence + The Machine - Ceremonials


01. Only If For A Night
02. Shake It Out
03. What The Water Gave Me
04. Never Let Me Go
05. Breaking Down
06. Lover to Lover
07. No Light, No Light
08. Seven Devils
09. Heartlines
10. Spectrum
11. All This and Heaven Too
12. Leave My Body

01. Remain Nameless *
02. Strangeness & Charm *
03. Bedroom Hymns *
04. What The Water Gave Me (Demo)
05. Landscape (Demo)
06. Heartlines (Acoustic)
07. Shake It Out (Acoustic)
08. Breaking Down (Acoustic)

UKの人気オルタナティブロックバンドであり、現代の魔女と呼ばれているFlorence Welch率いるFlorence + The Machineのニューアルバム「Ceremonials」について。前作「Lungs」は全英でロングヒットを遂げ、その人気が飛び火してアメリカでも大ブレイクし、多くのフォロワーをも生み出すほどの影響力と衝撃を音楽界に与えました。中世ヨーロッパのような音世界とゴス感溢れるビジュアルとリリックは、Lady Gagaらとはまた違った独特の個性がありますよね。彼女もまた、同じイギリス出身のAdeleに続いて全世界で活躍して欲しいな、と願っています。そんな彼女の約2年4か月ぶりの新作は、前作でも手腕を発揮していたPaul Epworthが全曲プロデュースを担当。当初、よりヒットを狙うようUSのメジャーなプロデューサーを起用するようレーベル側から打診を受けたそうですが、それを頑なに断ってまで、よりストイックに作り上げたという本作。まさにFlorenceワールドというべき、濃厚な内容となっています。今回入手したのは12曲収録の本編とは別に、新曲やデモ音源などを追加収録した2枚組仕様であるDX盤の方です。

まさに「儀式」と言うべき厳かで壮大な世界観の「Only If For A Night」からアルバムは幕を開け、どっしりとした厚みのあるビートと「Shake it out! Shake it out!」と高らかに歌い上げるサビが印象的な「Shake It Out」、地味ながらも徐々に熱を帯びてゆく展開が秀逸な「What The Water Gave Me」の先行2曲で掴みを取った後、AdeleやDuffyらを彷彿とさせるスモーキーなソウルナンバー「Never Let Me Go」「Breaking Down」「Lover to Lover」と、前半では1stには無かったオーソドックスなソウル路線の楽曲が続きます。これらの楽曲では必要最小限のバンドサウンドで抑えた分、Florenceのソウルフルな歌声が映える仕上がりになっていますね。特に「Never Let Me Go」はFlorence史上初(?)の正統派のミディアムバラードになっていて、情感溢れる歌唱が切なさを出していてGoodです。後半からは、2ndシングルに決定されているスリリングで攻撃的なアップ「No Light, No Light」、1曲目同様こちらも儀式的な雰囲気を醸し出す黒魔術系(?)スローナンバー「Seven Devils」、前作でいう「Cosmic Love」的なポジションの朗らかなコーラスと大陸的なビートを打ち鳴らす「Heartlines」、Florence流ディスコナンバーとも言える四つ打ちアップ「Spectrum」、今作中最もキャッチーでちょいおセンチなポップナンバー「All This and Heaven Too」、能楽的なイントロから重厚なコーラスで迫りくる本編ラストナンバー「Leave My Body」と、比較的従来のFlorenceに近い路線の壮大な楽曲で占められています。また、DX盤のみ収録の新曲3曲も非常に素晴らしく、Björk的な打ち込みのビートと怪しげな歌唱が光る「Remain Nameless」、雪崩れ込むような音の洪水とFlorenceのヴォーカルに圧倒される「Strangeness & Charm」、Florence単独作曲のM.I.A.やSantigoldを彷彿とさせる呪術的な「Bedroom Hymns」など抜かりない出来。他にもデモ音源やアルバム収録曲のアコースティックバージョンなども収録されているので、オリジナルと聴き比べてみるのもいいかも。いつものゴージャスなサウンドではない、シンプルな音で聴けるFlorenceもオツな感じですね。

アルバムは、新たな一面が見られる地味ながら味わい深いソウルフルな楽曲で固められた前半と、従来のFlorenceらしい美しく壮大なサウンドで彩られた後半に分かれた内容になっています。音にしろFlorenceのヴォーカルにしろ、前作のような荒々しさや派手さは本作では影を潜めていますが、その分重厚さと深みが増し、統一感もあって一貫した世界観が味わえるアルバムとなっています。それでいて決して大人しくならず、よりエッジーで尖った(というよりは研ぎ澄まされた)音世界へと踏み出している所もポイント。個人的には今作の方が断然好みですね。アルバムとしての完成度もこちらの方が断然高いと思います。ただ、1曲1曲の完成度はかなり高いし、統一感もある分、逆に言えばメリハリに欠ける所もあるので、1枚通して聴くと若干疲れるのがネックかなぁと。濃い曲が続くので、聴く前はある程度覚悟を持って(?)聴かなきゃいけないかもw と言いつつも、このアルバムですっかりFlorenceに虜になっているのですけどね。いつかライブに行ってみたいです。さあ、あなたもFlorenceの織りなす儀式に参加してみませんか?(とかそれっぽいこと言って締めてみるww)