24.10.13

The Saturdays - Living For the Weekend


01. What About Us (Feat. Sean Paul)
02. Disco Love
03. Gentleman
04. Leave A Light On
05. Not Giving Up
06. Lease My Love
07. 30 Days
08. Anywhere With You
09. Problem With Love
10. You Don't Have the Right
11. Don't Let Me Dance Alone
12. Somebody Else's Life

デビュー5年目にして、5人中3人が子持ちの人妻というある意味驚異的な出自を持つUK女子アイドルグループ、The Saturdaysのニューアルバム「Living For the Weekend」の感想。前作「On Your Radar」から2年ぶりの新作となります。Girls AloudにSugababesと、2000年代を代表する2大UKガールズグループが今年になって立て続けに解散してしまった中、現在活動してる若手UKガールズグループで一番の古株であろう彼女達。今年になってリアリティ番組を開始してまでアメリカ進出を図ったのに泣かず飛ばずで振るわなかったり、せっかく初の全英1位のシングルを獲得したのに、次のシングルがチャートで14位と大ゴケしたり、その次のシングルがチャートで5位と何故か持ち直したりと、相変わらず人気あるんだか無いんだかよく分からない彼女達ですが、今年の活動の集大成のごとく、シングル4枚を一気にぶち込んだニューアルバムが遂に発売!アメリカ進出を見通してか、今作はRodney JerkinsやDiane Warrenと言った売れっ子プロデューサー&ソングライターを迎えていて、USのメインストリームを意識した内容になっている模様です。

そういうわけでアルバムの方はと言いますと、Sats史上初の全英1位を獲得した記念すべきシングルで、Sean Paulが別に要らないラップで参加した哀愁エレクトロダンスチューン「What About Us」から幕を開け、タイトルとは裏腹に80年代風の煌びやかなポップチューン「Disco Love」、非エレクトロ路線の生バンドサウンドとほぼ全編ラップパートが挑戦的なファンキーなダンスチューン「Gentleman」、若干レトロソウルの片鱗を見せるパワーバラード「Leave A Light On」、「All Fired Up」を彷彿とさせるバキバキなEDMサウンドで攻めまくるエレクトロダンスチューン「Not Giving Up」、Rodney JerkinsプロデュースのRodneyらしい尖ったビートとサビの反復フレーズが癖になるR&Bテイストのダンスチューン「Lease My Love」、去年発表されたシングルの都会的で洗練されたエレクトロダンスチューン「30 Days」、切ないメロディーを歌い上げるダンスチューン「Anywhere With Love」、曲調がドラマティックに展開していくシリアスなダンスチューン「Problem With Love」、大御所女性ソングライターDiane Warrenのペンによるファンタジックなビッグバラード「You Don't Have the Right」、サイバーで尖ったエレクトロダンスチューン「Don't Let Me Dance Alone」、アルバムラストを飾るポップでキャッチーなダンスチューン「Somebody Else's Life」と、今回も彼女ららしいキャッチーなポップアルバムに仕上がっています。

前作「On Your Radar」と同様、エレクトロでアップテンポなダンスチューン中心ですが、前作ほどエレクトロ一辺倒ではなく、どちらかというと1stや2ndの頃のSatsに近いバラエティに富んだ内容に若干戻ってきた感じです。とにかくキャッチーで聴き易い曲が並んでいて、安定感のあるポップアルバムですね。ただ、ちょっとあっさりしてるというか、同じエレクトロ路線だった前作ほどインパクトが無くて、ちょっと印象は薄いかなーと。個人的に「On Your Radar」がSats史上最高傑作だと言えるアルバムだったので、前作と比べるとちょっと見劣りはしました。ほぼ同じ路線なだけに余計に。でも、全然普通に良いアルバムだと思うし、インパクトも新鮮味もないけど、安心して聴けるアルバムと言った感じですね。あと、未だに安定した人気を得られていませんが(その割には長く活動してるけどw)、今一番好きなガールズグループなので、Satsにはこれからも頑張って欲しいですね。