26.6.14

2014's Half-Year Albums & Singles Best 10

2014's Half-Year Albums Best 10

Beyoncé - Beyoncé
Clean Bandit - New Eyes
Foster The People - Supermodel
Iggy Azalea - The New Classic
Katy B - Little Red
Kelis - Food
Kylie Minogue - Kiss Me Once
MØ - No Mythologies to Follow
Shakira - Shakira.
Sophie Ellis-Bextor - Wanderlust

2014's Half-Year Singles 10

BANKS - Brain
Cher Lloyd - Sirens
Clean Bandit - Extraordinary (Feat. Sharna Bass)
Ellie Goulding - Beating Heart
Foxes - Let Go For Tonight
Iggy Azalea - Fancy (Feat. Charli XCX)
Kimbra - 90's Music
Kodaline - One Day
Neon Jungle - Braveheart
Sam Smith - Money On My Mind

今年も気付いたらあっという間に半年過ぎるんですね...早いですね...ウケますね...(???)。というわけで、2014年の上半期にリリースされた作品の中から、個人的に特に気に入ったアルバム&シングルを10枚&10曲ずつ選んでみました。敢えてランキングは付けてません。あとかなり適当に選びました。本当は個別に解説とか色々書こうかなーとか思ったんですが、シングルの方はSingle Reviewで既に書き散らしたし、アルバムもどうせ年間ベスト記事の時に纏めて書くだろうし、要するに何回も同じ曲やアルバムの解説書くのが面倒臭いので、今年は割愛で。年末頑張りますので勘弁して下さい← 楽しみにしてる人いるか知らないけど← ではでは。

23.6.14

Single Review Vol.12

今回はいつもより多めに6本立てでお送り致します。

Kimbra - 90's Music

ニュージーランド出身の個性派女性SSW、Kimbraさん久々のシングル。Kimbraさんと言えば、Gotyeの2012年の大ヒットシングル「Somebody That I Used to Know」の客演シンガーとして知られていますが、そんな彼女が久しぶりに放つ新曲は、トレンドのトラップ調でありつつも何処となくM.I.A.を彷彿とさせるかなりぶっ飛んだヒップホップナンバーで攻めて来ました。今までのKimbraの曲ってどこかミュージカルテイストなキラキラしたポップソングが多かった印象だったんですが、180度方向転換してきたので、かなり冒険したなぁという印象です。賛否両論ありそうだけど、個人的にはガツンと来ましたね。コロコロ転調する奇抜なトラックは面白いし、ファルセットをフル活用したヴァースとポップなサビのライミングが癖になってくるわ。あとゲストにMuseのMatthew Bellamyがギターで参加、Foster The PeopleのMark Fosterがコーラスで参加と何気に豪華な所も注目。MVの方もこれまた奇抜でとにかくぶっ飛んでて素晴らしい!!顔芸が凄いwww ニューアルバム「The Golden Echo」は8月19日リリース!楽しみ!



19.6.14

Kyla La Grange - Cut Your Teeth

Release Date: 2 June 2014 (UK)
Label: Sony

Tracklist:
01. Cut Your Teeth
02. Maia
03. Cannibals
04. I Don't Hate You
05. White Doves
06. I'll Call For You
07. The Knife
08. Fly
09. Never That Young (Feat. Jinnwoo)
10. Get It
11. Big Eyes *
12. Make Me Pay *
13. Raise The Dead *
14. Lyssa *

Kate Bushを彷彿とさせる独特の歌声とアーティスティックな音楽性が高い評価を得ているUK出身の女性SSW、Kyla La Grangeのニューアルバム「Cut Your Teeth」の感想。デビュー作だった「Ashes」から約2年ぶりの新作となります。1stではバンドサウンド基調の情念迸るフォークロックアルバムでしたが、今作では共同プロデュースにEllie GouldingやLana Del ReyのRemixを手掛けた新気鋭のエレクトロ系プロデューサーJakwobを起用し、1stとは真逆のエレクトロ路線へと方向転換。もちろんソングライティングは全曲カイラ自身によるもので、エレクトロ路線に変貌しつつも、カイラの持つ独特な世界観をしっかりと感じさせる作品となっております。

アルバムからの1stシングルとして今作のオープニングを飾るミニマルなエレクトロニカサウンドとウィスパーボイスで歌い上げるダークなミッドナンバー「Cut Your Teeth」、ガムランの音色に妖しげなコーラスが絡み合う呪術的なアップナンバー「Maia」、サビメロの消え入るようなファルセットが情念を感じさせるダークで重苦しいロックバラード「Cannibals」、キャッチーなメロディーとコーラスで彩られたポップソング「I Don't Hate You」、民族音楽の音色が異国情緒漂わせるアップ「White Doves」、こちらもダークで重苦しい曲調のエレクトロバラード「I'll Call For You」、アルバム発売前に2ndシングルとしてリリースされたトロピカルな曲調のアンニュイなミッドナンバー「The Knife」、Kate Bushを思わせる壮大で美しいサウンドスケープが圧巻のエレクトロバラード「Fly」、男性シンガーJinnwooをバックコーラスに迎えた穏やかでたゆたうようなエレクトロバラード「Never That Young」、サビの力強い歌声とコーラスが胸を打つメロディアスなエレクトロミッド「Get It」と、妖艶なウィスパーボイスで歌い上げられたダークなエレクトロニカ調の楽曲を中心としたアルバムとなっています。また、配信のみでリリースされているDeluxe Versionには追加でボーナストラックが4曲収録されていまして、Grimesを彷彿とさせるアンビエントなエレクトロナンバー「Big Eyes」、シネマティックな展開を聴かせる神々しいバラード「Make Me Pay」、呪術的なコーラスが繰り返されるエレクトロミッド「Raise The Dead」、1stの頃を思わせるバンドサウンド調の壮大なフォークロックバラード「Lyssa」など、本編には劣りますがなかなかの佳曲が収録されています。

前作「Ashes」はバンドサウンド中心の緩急の効いたフォークロック調のアルバムで、カイラの歌声も感情を揺さぶる様なエモーショナルなボーカルが目立っていましたが、今作はそれとは対をなす抑揚の効いたエレクトロポップアルバム。しかしエレクトロとは言ってもEDM的なそれではなく、あくまでアーティスティックな作りなので、どちらかと言うとGrimesやMØに近いインディー感の強いテイストですね。ウィスパーボイスである所と何処か異国情緒漂う所も彼女らに近いかも。最初聴いた時は地味で何だか物足りない印象だったのですが、よく聴いてみるとメロディーはキャッチーだし、サウンドもよく作り込まれているので、だんだん聴けば聴くほど気に入ってきました。(ボートラを除いたら)10曲と言うコンパクトさも手伝ってか聴き易いし、何度も繰り返し聴けるアルバムですね。1stとは全然路線が違うので賛否両論ありそうだけど、完成度は高いし、カイラの個性はちゃんと残っているんじゃないかな、と。とても幻想的で美しいアルバムです。Marina and the DiamondsやEllie Goulding辺りの個性派UK女性SSW好きにお薦め!

14.6.14

Clean Bandit - New Eyes

Release Date: 2 June 2014 (UK)
Label: Atlantic

Tracklist:
01. Mozart's House (Feat. Love Ssega)
02. Extraordinary (Feat. Sharna Bass)
03. Dust Clears (Feat. Noonie Bao)
04. Rather Be (Feat. Jess Glynne)
05. A+E (Feat. Kandaka Moore & Nikki Cislyn)
06. Come Over (Feat. Stylo G)
07. Cologne (Feat. Nikki Cislyn & Javeon)
08. Telephone Banking (Feat. Love Ssega)
09. Up Again (Feat. Rae Morris)
10. Heart on Fire (Feat. Elisabeth Troy)
11. New Eyes (Feat. Lizzo)
12. Birch (Feat. Eliza Shaddad)
13. Outro Movement Ⅲ
14. Rihanna (Feat. Noonie Bao) *
15. UK Shanty (Feat. Eliza Shaddad) *
16. Nightingale (Feat. Nikki Cislyn) *
17. Nightingale (Feat. Nikki Cislyn) (Gorgon City Remix) *
18. Rather Be (Feat. Jess Glynne) (The Magician Remix) *

UKの新人エレクトロユニット、"清潔な盗賊"ことClean Banditのデビューアルバム「New Eyes」が遂に発売!!Clean Banditとは、イギリスの名門校ケンブリッジ大学で出会ったジャック・パターソン(Keyboard, Bass)、グレース・チャトー(Cello)、ミラン・ニール・アミン-スミス(Violin)の3人に、ジャックの弟であるルーク・パターソン(Drum)が加わり、2009年に結成された4人組のユニット。エレクトロ系アクトなのにヴァイオリンとチェロがメンバーにいるという大変珍しいグループでもあります。それもそのはず、彼らの音楽性はベースミュージックとクラシックの融合させた独特のスタイルであり、無機質でピコピコしたエレクトロサウンドに美しいストリングスの旋律が奏でられるハイブリッドな音作りが特徴的。その独自の音楽性はアルバムデビュー前にして"今まで聴いた事の無い音楽"として話題を集めるほどで、単なるEDMではない、何処か切なげな情感を感じさせる所がClean Banditの魅力の一つとなっています。

彼らのキャリアを順に遡っていくと、2012年発表のデビューシングル「A+E」を初めに、「Mozart's House」、「Dust Clears」と次々にシングルを発表し、着実に知名度を上げていきましたが、今年の1月にリリースされた「Rather Be」で遂に大ブレイク。日本を舞台にしたMVの話題性でも注目を集め、4週連続でUKシングルチャートの1位をキープし、また、今年のUKの上半期シングルランキングでも2位にランクインするなど、早くも今年一番の新人アーティストとして活躍しています。続いてアルバムからの先行シングルとして「Extraordinary」が発表された後、満を持してデビューアルバムがリリースされることとなりました。アルバムは多数のゲストボーカルを迎えた仕上がりで、James Napier(Disclosure, Sam Smith)やMNEK(Duke Dumont, Gorgon City)などの気鋭のソングライターを起用しつつ、ほぼ全編ジャック自身によるプロデュース。今まで発表されたシングルを多数加えた、1stアルバムにしてベストアルバムの様な内容となっています。

アルバムは、モーツァルトの名曲「弦楽四重奏曲第21番」のパートを引用したクラシックとヒップホップが融合したような前衛的なダンスナンバー「Mozart's House (Feat. Love Ssega)」から幕を開け、クラシカルなオーケストラサウンドと90年代風のハウスミュージックを折衷したメロディアスなダンスナンバー「Extraordinary (Feat. Sharna Bass)」、フロントマンのジャックがボーカルを取ったアンビエントで浮遊感のあるパートからNoonie Baoがサビを歌うファンキーなパートへの転調がユニークな「Dust Clears (Feat. Noonie Bao)」、Jess Glynneのソウルフルな歌声とキャッチーでポジティブなメロディーが心躍らせる流麗なポップナンバー「Rather Be (Feat. Jess Glynne)」、トロピカルでパーカッシブなサウンドを2人の女性ボーカルが高速フロウで歌いこなす「A+E (Feat. Kandaka Moore & Nikki Cislyn)」と、ここまでシングル曲が5曲連続で続きます。そしてここからアルバム曲パートに入りまして、メンバーの紅一点であるグレースがボーカルを取り、Stylo Gとの掛け合いが聴き所のレゲエナンバー「Come Over (Feat. Stylo G)」、こちらも90年代のハウステイスト香るキャッチーなダンスチューン「Cologne (Feat. Nikki Cislyn & Javeon)」、ゲームミュージック的なピコピコサウンドと哀愁漂うメロディーが切なさを帯びたヒップホップナンバー「Telephone Banking (Feat. Love Ssega)」、Rae Morrisのハスキーボイスが映える壮大なドラムンベースチューン「Up Again (Feat. Rae Morris)」、キャッチーで疾走感のある2ステップナンバー「Heart on Fire (Feat. Elizabeth Troy)」、再びジャックがボーカルを取り、女性ラッパーLizzoが切れ味鋭いラップで援護する実験的なエレクトロミッド「New Eyes (Feat. Lizzo)」、アンビエントで夜の雰囲気を漂わせるスロウジャム「Birch (Feat. Eliza Shaddad)」、キラキラピコピコしたインストでアルバム本編の幕を閉じる「Outro Movement Ⅲ」と、ベースミュージックのみならず、ハウス、UKガラージ、アフロビート、レゲエ、ドラムンベース、2ステップ、アンビエントR&Bまで様々なタイプのクラブミュージックを取り入れたサウンドに、キャッチーなメロディーメイキングとクラシカルで美しいストリングスの音色が映えるアルバムとなっています。

また、今回紹介するのはアルバム本編にボーナストラックが5曲追加収録された輸入DX盤の方でして、特に某バルバドス出身の歌姫の名前をタイトルに冠した切ないメロディーが哀愁を誘うレゲエテイストなミッドバラード「Rihanna (Feat. Noonie Bao)」、何処かBjörk的なエキセントリックさを感じさせる妖しげな雰囲気のダンスチューン「UK Shanty (Feat. Eliza Shaddad)」、ハイスピードで刻む変則ビートとNikki Cislynの男声フロウがクールなUKガラージナンバー「Nightingale (Feat. Nikki Cislyn)」の3曲はシングルのB面に収録されていた曲なんですが、どれもアルバム本編に負けず劣らずの出来で素晴らしい。あとこのバージョンには「Extraordinary」を除く今まで発表されたミュージックビデオ7曲が収録されたDVDが付きますので、(リージョンコードが違うのでPCからでしか観れませんが)これからアルバムを買う予定の方は、断然2枚組の輸入DX盤を購入されることをお勧めします。一応日本盤も出てるんですけど、日本盤はDVD付かないしボートラも全然違うので、内容を比べると断然こっちの方がお得ですかね。でも、ボートラやMVに拘ってなかったり、ライナー&対訳が読みたい!という方は日本盤でも全然問題ないと思います。

で、総評なんですが、このアルバムとても良い!!期待以上の出来!!どの曲もキャッチーだし、とにかくインパクトが強い。ポップなんだけど尖った感覚もあって、音作りのセンスが半端無い。ストリングス担当の二人も飾りみたいな扱いじゃなくて、あくまでアルバムを構成する一要素として上手く機能していたのも良かった。全体的にシングルでは聴けなかった様なテイストの楽曲もアルバムには沢山収録されていて、思ったより振り幅が広く、バラエティに富んだ内容というのも嬉しい誤算でした。結構シングル曲の割合が多く、アルバム発売前に半分以上の曲を聴いちゃってたのですが←、それらの曲もアルバムの流れで聴くとまた印象が違ってて、既発曲が多くても意外と新鮮味があって楽しめました。あと、ゲストボーカルの人選も曲ごとにピッタリ合ってて、皆ほとんど無名なアーティストなのもポイント高かったです。総合的に評すると、1stアルバムとしてはかなり良いんじゃないでしょうか。個人的にはちょっと昔のゲーム音楽みたいな懐かしいテイストもあって、日本人好みな音でもありそうな感じもしましたね。まあ、かなりポップなので、去年のDisclosureやRudimentalほど玄人受けはしなさそうかな...とは思いましたが、とても自分好みのアルバムだったので私は満足でした。まさに新世代のハイブリット型ポップミュージック。お薦め!!

あ、そうそう、ちなみにClean BanditはMVもお薦めです。彼らはMVも自分たちで制作したりしているんですが、どれもハイセンスかつシュールで笑える面白いです。以下MVを貼ってみましたので、是非ご覧ください。※一言ずつコメントを添えてみました。