24.7.14

Single Review Vol.13

毎日暑いですねー。
本日はそんな真夏を過ごすのにピッタリな夏歌6連発でお送り致します。どーーん!!(どんなノリ

Queen of Hearts - Like A Drug

UK出身の女性エレクトロポップシンガー、Queen of Heartsのニューシングル。グループっぽい名前ですが、ソロアーティストだそうです。元々アイドルグループとしてデビューしていたそうですが、グループが解散した後にソロシンガーへと転身。EPやシングルを幾つかリリースしたのちに、6月にやっとデビューアルバム「Cocoon」をリリースすることが出来ました。そしてそのアルバムからのリードシングル(?)がこの曲で、EDMテイストなエレクトロダンスナンバー。今風の曲ではあるんだけど、メロディーが綺麗で何処か切なさや儚さを感じさせる所がとても良い。何となくRihannaの「We Found Love」に通ずるものがある気がします。Kylie Minogue、Goldfrapp、Annie、Little Boots辺りが好きな人は気に入ると思うので、エレクトロ系女性ヴォーカルが好きな人はお薦めです。アルバムも王道のUKエレクトロポップ満載で良かった!


13.7.14

Lana Del Rey - Ultraviolence

Release: 18 June 2014 (JPN)
Label: Universal

Tracklist:
01. Cruel World
02. Ultraviolence
03. Shades of Cool
04. Brooklyn Baby
05. West Coast
06. Sad Girl
07. Pretty When You Cry
08. Money Power Glory
09. Fucked My Way Up to the Top
10. Old Money
11. The Other Woman
12. Black Beauty *
13. Guns and Roses *
14. Florida Kilos *
15. Flipside **

透けブラDIVAことLana Del Reyのニューアルバム「Ultraviolence」の感想。2012年に発表されたデビューアルバム「Born to Die」から約2年4か月ぶりの新作となります。2011年に発表されたデビューシングル「Video Games」がセンセーショナルな話題を呼び、アルバムでのヒップホップやR&Bのエッセンスを取り入れた作風は賛否両論を巻き起こしつつも、全世界で大ヒット。さらに、翌年2013年に発表された、映画「華麗なるギャツビー」のテーマソング「Young and Beautiful」や、EDM Remixが大ヒットした「Summertime Sadness」等のヒット曲にも恵まれ、この2年間でアーティストとして好調なキャリアを築き上げてきました。そんな彼女の待望の2ndアルバムですが、Lana Del Rey本人曰く「とても邪悪でありつつもこの上なく精巧な美しさを持っている。とても華麗でありながら、1stアルバム以上にダークな作品」とのこと。アルバムのメインプロデューサーにはThe Black KeysのDan Auerbachを起用し、アルバムの半数以上の楽曲を彼が手掛け、1stには無かったギターサウンドを多く取り入れたロック色の強いプロダクションで制作。さらにはRick Nowels、Greg Kurstin、Paul Epworthと、気鋭のプロデューサーも起用し、デビューアルバム以上に彼女のやりたいことが反映された、Lana Del Reyのアーティストとしての自信を感じさせるアルバムとなっています。

初っ端から6分40秒もある濃厚な世界観で聴かせる気だるく悩ましげなロックナンバー「Cruel World」でオープニングを飾り、ウィスパーボイスで扇情的に歌い上げるエロティックなミッドナンバー「Ultraviolence」、アルバムからの2ndシングルとしてLana Del Reyがただひたすら女優気取ってるだけのMVも作られたジェームズ・ボンド的世界観の暗く淀んだ雰囲気のミディアムバラード「Shades of Cool」、ドカスカしたドラムビートとLana Del Reyらしい気だるいメロディーが哀愁を誘うロックナンバー「Brooklyn Baby」、アルバムからの1stシングルでもちろんMVではただひたすらLana Del Reyが女優気取ってるだけだったサビでテンポダウンする展開が印象的な耽美なロックナンバー「West Coast」、美しくも悲壮感のあるバラード2連発で中盤のハイライトを担う「Sad Girl」「Pretty When You Cry」、「まああああにいいいい~~!!!!ぱああああわああああ~~!!!!ぐろおおおおりいいいいひいいいい~~~!!!!」と演歌歌手ばりのコブシを効かせたサビが強烈なバラード「Money Power Glory」、「ごお~~~~!!!!ごお~~~~!!!!ごお~~~~!!!!ごお~~~~!!!!」と畳みかけるようなサビの展開が只ならぬ迫力を感じさせるロックナンバー「Fucked My Way Up to the Top」、古い映画のワンシーンを切り取ったかのような哀しみに満ちたバラード「Old Money」、アルバム本編を締め括るNina Simoneの名曲をジャジーにカヴァーした「The Other Woman」と、アルバムジャケットのイメージ通り、レトロでモノクロ調ながらも何処か退廃的な独特な世界観が貫かれたアルバムとなっています。さらにDX盤や各種バージョン違いのボーナストラックを紹介しますと、Lana Del Reyらしい美しいメロディーを聴かせてくれるブルージーなバラード「Black Beauty」、「が~~~んぜ~~~ろ~~~ぜ~~~」と気だるい曲調とサビで聴いてるこちらの気持ちまで気だるくさせるミッドナンバー「Guns and Roses」、舌っ足らずな歌声が可愛らしいウィットに富んだポップソング「Florida Kilos」、日本盤ボーナストラックに当たるエレキ弾き語りの陰鬱なミッドナンバー「Flipside」と、アルバム本編と甲乙付け難い楽曲が収録。また、iTunes限定ボートラに美しいピアノバラード「Is This Happiness」が収録されていますので、こちらもチェックしてみて下さい。

前作「Born to Die」は打ち込みを多用したR&B/ヒップホップテイストの強い作風でしたが、今作ではその打ち込みを一切排除し、ロックやブルース、ジャズ等の往年の古き良き音楽に影響を受けたレトロなバンドサウンドがメインとなったアルバムで、前作とは180度方向性を変えてきました。正直な所、先行シングルがあんまりピンと来なかったので、アルバム聴く前はかなり不安だったんですよね。ツイッターで散々バカにしまくってましたし。もうこのアルバムでLana Del Rey聴かなくなるんだろうなーという危惧もありました。しかしそれは杞憂だったみたいです。このアルバム良い!!1stアルバムにあったキャッチーさや派手な分かりやすさは完全に消えてしまっていて、若干難解な印象はありますが、音楽性は変われど彼女らしいポップセンスは健在だと思うし、特に「Sad Girl」以降の中盤~後半のバラード群は聴いてるだけでため息が出るほどに美しくて惹き込まれる。もちろんロック色を強く押し出した前半も素晴らしいです。統一感もあるし、何よりここまでアルバム全編に亘って徹底したダークで世界観と統一感が貫かれている所に好感が持てた!もしかしたら1st以上に長く聴けそうなアルバムなんじゃないかと思う。難色を示していた「West Coast」も、アルバムの流れで聴くと好きになってきましたw ポップな曲は無いけど、とにかく深みがあって私はこのアルバム好きです。このダークで陰鬱な音世界にずっと浸っていたい。でもMVでイケメンと絡んだり女優ぶったりするのはもうそろそろ卒業してね!