21.2.15

Charli XCX - SUCKER

Release: 16 February 2015 (JPN)
Label: Asylum

Tracklist:
01. Sucker
02. Break The Rules
03. London Queen
04. Breaking Up
05. Gold Coins
06. Boom Clap
07. Doing It (Featuring Rita Ora)
08. Body Of My Own
09. Famous
10. Hanging Around
11. So Over You
12. Die Tonight
13. Caught In The Middle
14. Need Ur Luv
15. Red Balloon *
16. Break The Rules (Japanese Version) *
17. Boom Clap (Japanese Version) *

チャリ子ことCharli XCXのニューアルバム「SUCKER」の感想。去年は客演で参加したIggy Azaleaの「Fancy」、映画「きっと、星のせいじゃない。(原題:The Fault in Our Stars)」のサウンドトラック収録のシングル「Boom Clap」が立て続けに大ヒットし、一気に名を挙げたチャリ子。現在ノリにノッている中でリリースされた今作ですが、制作陣にはPatrik Barger、Ariel Rachtshaid、StarGate、Greg Kurstin、Benny Blancoらに加えて、ソングライター陣にはRostam Batmanglij(Vampire Weekend)、Rivers Cuomo(Weezer)、Ariel Pink、Noonie Baoと売れっ子からインディーシーンで活躍するアーティストまで豪華で多彩な面子を起用。1stアルバム「True Romance」はGrimes的なダークでインディーなエレクトロポップ路線でしたが、以前本人が「次のアルバムはパンクロックに影響を受けた作風になる」と公言していた通り、今回それとは打って変わってまさに"パンク"で"ライオット"な内容となっています。ちなみに去年の12月に発売されたUS盤と今年2月発売のUK盤(日本盤)では収録内容が若干変わってて、日本盤にはUS盤未収録の新曲2曲(「So Over You」「Red Balloon」)追加と、「Doing It」にRita Oraが新たに客演で加わってるという違いがありますので、購入の際にはお気を付け下さい。個人的には収録曲が多いUK盤(日本盤)の方がお薦めですねー。リタオラは要らないけど。

冒頭からいきなり「ファッキューサカーッッ!!!!!!!!!!!」と叫んで掴みを取るダンサブルなエレクトロロック「Sucker」、EDMとパンクの融合的な「Break The Rules」、疾走感溢れるぶっ飛びパンク「London Queen」、ラウドなギターをかき鳴らすゴリゴリのロックナンバー「Breaking Up」、ソリッドなギターサウンドのミッドロック「Gold Coins」、大ヒットシングルでもあるポップでキャッチーなエレクトロポップ「Boom Clap」、UKのゴリ押し歌姫リタオラが別に必要性皆無なのに客演で参加し、存在感の薄い歌声を披露する80sテイストなバブルガムポップ「Doing It」、煌びやかなシンセで彩るロックナンバー「Body Of My Own」、Greg Kurstinプロデュースのアジアンテイストなメロディーでキュートに聴かせるミッドロック「Famous」、Queen「We Will Rock You」調のスタジアムなミッドロック「Hanging Around」、Naughty Boyプロデュースのドラマティックに聴かせる哀愁ロックナンバー「So Over You」、アルバムラストに向かって盛り上げる落ち着いたロックバラード「Die Tonight」、切ないメロディーを情感を込めて歌い上げるミッドバラード「Caught In The Middle」、サビで唐突にコロ助が歌い始めるモータウン調のピースフルなレトロポップ「Need Ur Luv」、ボートラに収録されたStarGateプロデュースのLily Allenを彷彿とさせるキャッチーなドラムンベースチューン「Red Balloon」と、まさにガールパワーが炸裂したガールズアンセム満載のポップでカラフルなロックアルバムとなっています。

さらに日本盤ボートラにはなんと「Break The Rules」と「Boom Clap」の日本語バージョンが収録!「あり得ない てか寧ろ害」「ルールは要らない 常識も大嫌い」等と言ったパンチラインが香ばしいほぼ全編日本語詞で攻めまくった「Break The Rules (Japanese Version)」、それに対して日本語を織り交ぜつつも原詞に忠実に手堅く纏め上げた「Boom Clap (Japanese Version)」と、チャリ子の日本愛が伝わってくる仕様となっています。そして日本語の発音が上手い!ネタ的に面白過ぎるとは言え、まさか日本語フルで歌ってくれるとは思わなかったです。ちなみにきゃりーぱみゅぱみゅやPerfume、Tommy february6なんかのJ-Popまで好んで聴いてるらしいですよ。彼女の日本愛、本物ですね。素晴らしい。ヘイヘイ!アノコ!ワ!イマイッチ!とかミンナ!サイコ!アリガト!!カカカカワイイーッ!とかトチ狂った事ほざいてたどっかの某ビジネス親日家の人にも見習って欲しい←

というわけで、正直あまり期待して無かったのですが、これが意外と楽しめた!確かに前作とは全然違います。1stに近いエレクトロ色路線は皮肉にも大ヒットした「Boom Clap」と、リタオラ客演の「Doing It」位で、後の曲は1stとは全く違うロックやパンクに影響を受けたギターサウンド中心の楽曲ばかり。1stから彼女の事を知ってた人はこの変貌っぷりはかなり驚くことでしょう。しかし、このパンキッシュなスタイルは去年サマソニで見たパワフルでロッキンなライブパフォーマンスでも証明済みだったし、個人的にはすんなり受け入れられたかな、と。むしろこれ位ガッツリ振り切ってくれた方が好感持てる。かと言って、その辺のガールズロックとは一線を画しているし、相変わらず独自の路線を貫いてますねー。インディーロックテイストなナンバーが多くを占めつつも、Charliの持つ独特のポップセンスが見事に融合されていて、インディー感とメジャー感のバランスが上手く取れてる。テーマが一貫してる分、ジャンルバラバラな制作陣を上手く纏め上げていて、なかなか完成度の高いアルバムではないでしょうか。正直売れるタイプのアルバムではないかな、と思うし、実際そこまでセールスは著しくなかったわけですが、彼女は元々そういう立ち位置のアーティストだったわけだし、個人的には「Boom Clap」みたいな大衆受けするような路線よりはこういうインディー寄りの方向性で突っ走ってくれたら良いかなって思ってます。とにかく私はこのアルバム気に入ってるよ!!でもあんまりアメリカに媚び売り過ぎないでね!!チャリ子!!

12.2.15

Single Review Vol.21

最近こればっか書いてますね私……。
ゴル子記事とか色々書きたいんだけど、時間が無いのよ……。


Kelly Clarkson - Heartbeat Song

結婚、出産を経てカムバックしたケリクラさんお久しぶりの新曲。オリジナルアルバムとしては約3年5ヶ月ぶりにリリースされる新作「Piece by Piece」からの先行シングルです。彼女にしては結構ブランク空きましたが、その間ベストやクリスマスアルバムをリリースしてるので、そんなにブランクが空いた感じはしないですねー。そんな公私共に幸せいっぱいなケリクラですが、今回の新曲もそんな彼女の心境を反映するかのようなポジティヴなオーラに満ちたエレクトロポップロックナンバーで、「アッポッポッポッポーナイロン」っと言う歯切れのいいキャッチーなサビが印象的な楽曲。ここ最近の彼女の路線を踏襲していて、相変わらず安定したクオリティの出来だと思います。MVもライト炊きまくってるお陰で修正技が効いてて相変わらず巧妙ですね。アルバムも楽しみ♡